標準仕様部材

■制震ダンパー

evoltz(エヴォルツ)

千博産業 株式会社

阪神淡路大震災での死亡原因は、8割が建物の倒壊や家具の転倒による圧死や窒息死です。
振動実験によると、阪神淡路大震災と同程度の地震の入力で、最大で40mmだった揺れを、evoltzを採用することで、約20mmに軽減することができます。これはクロスや下地のボードの補修が必要になるくらいの損傷で、構造部分への影響がないレベルでした。(図1)
 
evoltzは、特許技術「バイリニア特性」により、3mの柱が3~4mm揺れた時点で効果を発揮します。これは、人が揺れを感じ始める揺れです。
建物の耐震性が損なわれる前に効果を発揮できることで、大きな地震や、繰り返しの地震に対しても躯体の耐震性を維持させ続けることができます。また、交通障害による家の揺れに対しても期待できると思われます。
 
一般的な住宅に備えられている耐震性能とは、家を固くし、頑丈にする考え方です。
しかし、固くすればするほどその部分には大きな力が集中し、地震の際に壊れやすくなってしまいます。熊本地震のような震度6前後の揺れが何度も繰り返すような地震が起きた場合、1回目の地震で建物の構造部分に大きな損傷が与えられてしまい、2回目以降の地震に対する十分な耐力が損なわれてしまいます。
 
耐震性能+制震性能とすると、大きな力を熱に変換して逃がしてくれる部分(制震部分)ができるので、繰り返しの地震に対しても損傷を最小限に抑え、構造部分への負担を減らしてくれます。また、早期に地震の力を吸収することで家の損傷をより小さくしてくれます。
 
地震後の家の補修を考えると、耐震のみの住宅では、建て壊しを検討するレベルであるのに対し、クロスと下地のボードを補修するだけで済むくらい損傷程度が変わると思われます。
 
制振装置は多種多様ですが、地震の揺れを早期に吸収し、建物の損壊を最小限にとどめる点、繰り返しの地震に強い点、品質の良さから、千博産業のオイルダンパー、evoltzを採用しました。

evoltz_L220_image
 
evoltz_L220
( 図1 )

■断熱材

アップルゲート セルロース断熱

株式会社アップルゲートジャパン

暖房や冷房のエネルギーロスは年間どれほどあるでしょうか。
窓と同じく断熱材は種類や品質、施工技術により大きな差が生まれます。
 
断熱材の性能を示す「熱伝導率」や「熱抵抗値」などの数値は各社が実験室で得たデーターでありあくまで参考値にすぎません。
今までグラスウール、ロックウール、ウレタンフォーム等を施工し、自身(上久保)の現場作業時の体感として遮熱・防音に優れているのは、セルロース断熱だと思ってきましたが、従来のセルロース断熱は経年により自沈し上部に隙間が生じて、結露が発生する恐れがあるため選択には躊躇していました。
しかし、アップルゲートセルロース断熱はウォールスプレー工法により、セルロース自体が固定化することで、経年による自沈の心配がありません。
 
アップルゲートセルロース断熱の原料は特殊加工を施したリサイクル新聞紙(パルプ)です。

そのため、有害物質を放出せず、環境負荷が少なく、パルプ原料でありながら国土交通大臣認定省令準耐火1時間を取得していることにより、火災保険も割安となります。
 
全体のバランスから考え、アップルゲートセルロース断熱を標準施工としました。